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自衛官が入るべき保険とは?「団体生命保険」がおすすめ

自衛官が入るべき保険とは?「団体生命保険」がおすすめ

自衛官が入るべき保険とは?_01

自衛官が入っておくべき生命保険とは、ズバリ「防衛省職員団体生命保険」(以下、団体生命保険)ではないでしょうか。

この団体生命保険は、防衛省共済組合が取り扱っています。

団体生命保険の保障内容(保険金の額)

団体生命保険に入っていると、どのような保障を受けられるのでしょうか。つまり、万が一のとき保険金を「いくら」もらえるのでしょうか。

最も高額な保険料を支払った場合の、最も高い保障内容は、以下のとおりです。

 

  • 不慮の事故で死亡した場合、または高度障害が残った場合

(1)本人(自衛官)が死亡・高度障害の場合:4,000万円

(2)配偶者が死亡・高度障害の場合:1,162万円

(3)子供が死亡・高度障害の場合:396万円

 

  • 病気で死亡した場合、または高度障害が残った場合

(1)本人:3,000万円

(2)配偶者:812万円

(3)子供:321万円

 

  • 不慮の事故で障害が残った場合

(1)本人:第6級100万円~第2級700万円

(2)配偶者:第6級35万円~第2級245万円

(3)子供:第6級7.5万円~第2級52.5万円

 

本人(自衛官)が不慮の事故で死亡した場合、家族に4,000万円の保険金が支払われます。

また、保険料の支払い方によっては、本人の配偶者や子供が死亡または高度障害または障害になったときも保険金がおります。

団体生命保険の保険料(毎月の支払額)

保障内容(保険金の額)は、毎月支払う保険料の額によって変わってきます。

保険料は「ひと月、1口、100円」で決まります。

本人分は「6~50口」、配偶者分は「8~14口」の間で決めることができます。子供は1人「一律3口」となっています。

 

たとえば、自衛官が「自分、配偶者、子供2人」を対象にして、最高の保障にしようとすると、月7,000円の保険料になります。月7,000円の内訳は以下のとおりです。

 

本人分:50口×月100円=月5,000円

配偶者分:14口×月100円=月1,400円

子供2人分:3口×2人×月100円=月600円

合計:月7,000円(=5,000円+月1,400円+月600円)

団体生命保険は「手厚い」といえる

自衛官が入るべき保険とは?_02

団体生命保険は「かなりお得」といえます。

民間の生命保険では、たとえば次のような内容になっています。

 

A社:本人のみ、月額保険料9,560円、死亡時保険金2,000万円

B社:本人のみ、月額保険料2万3,370円、死亡時保険金4,000万円

 

団体生命保険なら、月額7,000円で死亡時保険金が、本人4,000万円、配偶者1,162万円、子供396万円という内容ですので、その「手厚さ」は際立っています。

団体生命保険のそのほかのメリット

団体生命保険には保障内容の手厚さ以外のメリットもあります。

 

・・メリット1:還付金がある

「還付金(配当金)」は、1年ごとに行う収支計算で剰余金が出た場合に、加入者(自衛官)に支払われるお金です。剰余金が発生すれば、毎年支払われます。

つまり、想定していたより保険金の支払いが少なかった場合、余ったお金(剰余金)を加入者に還元するわけです。

 

・・メリット2:病気になっても加入し続けることができる

団体生命保険の加入期間は1年間で、加入資格を満たす限り、何年でも更新して入り続けることができます。加入資格は「防衛省共済組合の組合員であること」など、なので、自衛官であれば加入資格を得ることができます。

 

団体生命保険は、一度加入すれば、加入資格を満たす限り、その後、病気になっても更新できます。

「病気になっても生命保険に入り続けることができる」ことは、とても大きなメリットといえます。

 

・・メリット3:医師の診査不要、本人の告知だけで加入できる

一般的な生命保険に加入するには、医師による診査が必要ですが、団体生命保険には医師の診査は不要です。本人(自衛官)の健康状態の告知だけで加入できます。

退職後は「一時払退職後終身保険」がおすすめ

団体生命保険は、自衛官でなくなれば加入することができません。つまり「そのまま」では、退職後の保障はありません。

しかし、退職して自衛官でなくなり、団体生命保険から脱退してから1ヶ月以内に「一時払退職後終身保険」に加入すれば、終身で(一生涯)、保障を受けることができます。

 

保障額(受け取れる保険金の額)は、死亡または高度障害のときで、1,000万円です。

 

この一時払退職後終身保険の欠点は、保険料を、加入時に一括して支払わなければならないことです。

たとえば、男性の元自衛官の場合、保険料は約880万円にもなります。これを一括払いしなければなりません。

 

それでも一時払退職後終身保険をおすすめできるのは、掛け捨てではないからです。

一時払退職後終身保険を解約すれば、保険料はほぼ全額「解約返戻金」として戻ってきます。880万円支払っても、解約すれば880万円戻ってきます。

また、解約返戻金は年を経るごとに増額します。たとえば70歳で解約すれば、解約返戻金は928万円になります。

たとえば、55歳で一時払い保険料880万円を支払って、70歳で解約して解約返戻金928万円を受け取れば、差し引き48万円の「利益」になります。

 

もちろん、解約しないほうがお得です。

一時払い保険料880万円を支払うことで、死亡時または高度障害時に保険金1,000万円が支払われるからです。

自衛官は団体生命保険をベースに生命保険を考える

防衛省職員団体生命保険は、国を守っている自衛官とその家族を守る生命保険ということができます。民間の生命保険にはない好条件がそろっています。「口数(毎月の保険料)」を増減できるところも便利です。

もちろん、団体生命保険の保障で足りないと感じた部分は、民間の生命保険やがん保険などで補うことができます。

自衛官は、団体生命保険をベースにして保険の組み立ててみてはいかがでしょうか。

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