自然現象

「特異日」天気の不思議な法則

天気の不思議な法則

皆様、こんにちは。今朝外に出ると、富士山が真っ白になっていました。

そして、山々にはある高さで線引きしたかのようにツートンカラーで雪が降っていました。いきなり冬になったような寒さです。体調には十分気をつけて頂きますようお願い致します。

そう言えば、季節ってこの日は晴れの日が多い、とかこの日は雨や雪が多いって感じる日がありませんか。

昔、沖縄に出張しようとして計画を立てたら、「この日はダメ!」と一蹴されたことがありました。

訳を聞くと、その日は台風が来る日だというのです。そんなわけないでしょと思ったのですが、やっぱり2、3ヶ月経った頃でしょうか。

その日は飛行機が飛びませんでした。

そういうことを思い出したので、今回は「特異日」についてまとめてみました。

「特異日(とくいび)」とは何か

「特異日(とくいび)」とは、「ある気象状態が、その前後の日と比較して、偶然とは思われないほど高い確率で現れる日」という意味の言葉です。英語では、「singularity(シンギュラリティ)」と呼ばれます。

東京でいうと以下の日が特異日とされているようです。

表

 たとえば「○月○日は“晴れの特異日”だ」という場合は、ある特定の日付の日がその前後の日に比べ、圧倒的に晴れた実績を持つことを表します。

同様に、雨が降る確率が高い日(雨の特異日)や、高温になる確率が高い日(猛暑の特異日)、台風の接近確率が高い日(台風襲来の特異日)なども存在します。

「特異日」は、前述のように「その前後の日と比べて」特定の気象状態になりやすい日を指します。そのため、前後の日も同じような気象状態が現れやすければ、いくら確率が高くても「特異日」とは呼ばれません。

要するに台風シーズンの雨の多い日とか真冬の雪が降る日は、特異日にはなりにくいということです。

天気を「知る」ことでさらに便利に

表2
ちなみに気象庁のHPを開くと、天気の出現率というページがあります。

上のページのとおり、いくつかの気象台区における毎日のお天気の出現率が出ています。

これさえあれば、イベントの企画とかすごく参考になって助かりますね。

ぜひ特異日があるということを知って、調べる方法も気象庁にあるということを役立てて頂ければ幸いです。

今回は以上となります。

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