培養肉について考える【前編】
みなさん、いよいよ2022年もあと少しで終わりを迎えようとしています。
大雪が降ったり、今年の年末は寒いようですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
日本海側では大雪のため、新潟県柏崎市では800台が立ち往生したとか。
そういえば前回は、電気自動車の普及に伴う自動車税・ガソリン税の税収減少と走行距離課税のことを考えてみました。
なぜ電気自動車が今話題になっているかというと、気候変動、温暖化、という大きな問題があり、それを解決するための脱炭素と持続可能な成長(SDGs)いう考え方が盛んに提唱されている背景があります。
ガソリン車よりも電気自動車の方が環境によい・・・そういう考えで車をガソリン車から電気自動車に乗り換える方も多いではないでしょうか。
でも、最近は解決すべき大きな問題点が提示され、その解決策として、一見なるほど~というような良い考え方が提示されるのですが、その実はそれがウソではないの?みたいなことがよくあります。
今後の生涯生活設計にも、もしかしたら参考になるかもしれないので、少し考えてみたいと思います。
電気自動車とガソリン車の一番大きな違いって何でしょうか。それはもちろん、走行時に二酸化炭素を出さないということです。だから環境にやさしい。そう思うのが普通です。
二酸化炭素を出さないことがなぜよいことなのか。
それは、二酸化炭素を出すと大気中の二酸化炭素濃度が高まり、「温室効果」によってどんどん大気の温度が上昇するからです。
「温室効果」とは、太陽光が地表にあたって発する熱が二酸化炭素などの温室効果ガスによって吸収され、大気の温度が上昇する効果を言います。
大気の温度が上昇すると海水の温度が上昇し、熱膨張を起こします。さらに氷河も解けて北極海の海氷も解けて海面上昇が起きるというのです。20世紀(1901年~2010年)の間に海面は19cm上昇したそうです、(全国地球温暖化防止活動推進センター調べ)
そうすると、多くの土地が海面に沈んで大変なことになる。環境保護団体グリーンピースのHPを見てみると、2040年までに約60cm、2050年までに約90cmの海面上昇が起こり、数千万人規模の避難民の発生と多くの農業用地が失われるということです。
もうここまででもウソがあると分かってくるのですが、話を基に戻し、ここでは一旦二酸化炭素を排出し続けると地球が温暖化し、海面上昇が起きる。
だから二酸化炭素を排出しない電気自動車はガソリン車よりも良いものだと仮置きしましょう。
要するに電気自動車とガソリン自動車のどちらが二酸化炭素の発生量が多いのでしょうか。
走っている間、バッテリーで走る電気自動車は二酸化炭素の放出がないのは当然ですね。
その点、内燃機関のガソリン車はガソリンを燃やす以上二酸化炭素の発生は当然です。
でも、問題は二酸化炭素の発生は、走るときだけではないということなのです。
一体どういうことなのか。最近は「当たり前」のように言われていることが、実はそうではないということがとても多い気がします。
私たちはとてつもない大きな操作された情報空間にいるのかもしれません。
次回は電気自動車の二酸化炭素発生量はガソリン車と比較してどうなのかを調べてみたいと思います。
今回はここまでです。