新型コロナ

日本のコロナ対策の是非について

日本のコロナ対策は正しい?

皆様、台風もようやく何とか過ぎました。
地域によっては大変な雨が降ってのご被害もあったようで、お見舞い申し上げます。
9月も終わりに近づき、穏やかできれいな秋晴れが始まってくれることを願っております。
食欲の秋、運動の秋、勉強の秋となるわけで皆様それぞれに秋の活動をご計画かと思うのですが、何かと煩わしいのが新型コロナとその対策ですね。
今回も考えるヒントとしての題材がありましたので、これを基にコラムしてみます。

先日もオーストラリアでの多国籍空軍訓練での一枚の写真を見て、アレ!?となってしまいました。

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8月中旬から9月上旬にかけて17か国が参加した空軍の多国籍訓練ですが、この写真を見ると各国の軍人が居並ぶ中、日本の航空自衛隊だけがマスクをしています。

隊員たちはワクチンを3回接種した上で、出発前は10日間の行動制限だったとか。
豪州は入国時にPCR検査も不要だったそうです。
日本ではこうした会場やレストラン等人が集まる場所では「マスクをしてください!」という注意喚起が盛んに行われていますね。
せっかくワクチンを3回も接種してから訓練に参加したのに、オーストラリアでマスクをしない人たちと密の空間にいることは矛盾しないのでしょうか。
反対に例えばオーストラリアでは、新型コロナの状況が日本よりも全然軽い状況だから、マスク等の対策は要らないとされているのでしょうか。

マスク不要のオーストラリアの感染の実態とは

オーストラリアでの新型コロナウイルスの感染者数、死亡者数は、ジョンホプキンス大学のデータを基に次のとおりです。

感染者数 1020万1791人
死亡者数 1万4925人

これは人口が約2575万人なので、人口比でみると
感染者 約40%
死亡者 約0.06% (感染者数に対しては、約0.15%)
となります。

日本は人口1億2500万人で、
感染者数 2097万4356人
死亡者数 4万4284人

ですから
感染者 約16.8%
死亡者数 0.03%(感染者数比0.2%)
 

  オーストラリア 日本
人口 2575万人 1億2500万人
感染者数 1020万人(40%) 2097万人(16.8%)
死者数 1.5万人(0.06%) 4.5万人(0.03%)

 

日本の対策は世界でも異質?

この比較をみるに、オーストラリアの状況は数字的には感染者数の状況も死者数の状況も、日本よりも重いといえます。

そのオーストラリアで、入国時のPCR検査も要らなければ、密な空間でのマスク着用も呼びかけていないのがこの写真とデータから分かります。

さらに言うと、日本の死者数は、自殺者も交通事故時もすべてPCR検査をしての死者数ですから、実際の新型コロナが直接の死因となる方はさらに少なくなります。

そうなるとますます日本だけが取っている対策が奇異なものであることが分かってくるかと思います。
こうした対策が、我々に及ぼしているコストについて、次回は考えてみます。今回は以上となります。

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